タイトル
復刻版 言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ言語沼
発行
バリューブックス・パブリッシング
定価
1650円(税込)
仕様
四六判
208ページ
ISBN
978-4-910865-05-8
Cコード
C0080
概要
「やまかわ」と「やまがわ」は同じ? ロボット犬はどう数える?「ヘリコプターで山を登った」は変?「えーっと」と「あのー」の違いは?
私たちの身のまわりに溢れている"言葉"。無意識に使っているにもかかわらず、そのメカニズムを説明しようとすると、思わず「えーっと」と悩んでしまうことだろう。
言葉の面白さと奥深さに引きずり込むべく、言語オタクの「水野太貴」と言語学素人の「堀元見」が始めた YouTube チャンネル「ゆる言語学ラジオ」。ニッチなテーマにも関わらず、本書の刊行時点(2023年8月)でチャンネル登録者は21万人を越える。
本書を開き言葉の不思議さを知ってしまえば、きっとあなたも、友人との会話や街で見かける広告コピーが気になってしかたなくなるはずだ。ようこそ、「言語沼」へ。
※本書は、2023年4月にあさ出版より刊行された『言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ 言語沼』の復刻版です。表紙は新たなデザインになっておりますが、書籍の内容に変更はございません。
コンテンツ
プロローグ:言語の面白さは、フェルマーの最終定理と同じ 母語話者なのに、分からないことだらけ/「やまかわ」と「やまがわ」の違い/カエルはガエル、トカゲはトカゲ/ライマンの法則/言語の面白さは、フェルマーの最終定理と同じ
第1章:「のこと」沼 俺、スイカのこと好きなんだよね/タモリさんは無生物?/タモリさんは生物のときもある/ロボット犬aiboは1体? 1匹?/まとめ - 英語はあまりアニマシーを意識しない
第2章:「バテる」沼 「あ」と「い」はどちらが大きい?/怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか/単語とは、音声による模造品である/タケテ・マルマ実験が切り開いた 「音象徴」/ブーバ・キキ効果/「お」は「い」より大きい/四天王のキクコは強い名前かもしれない/まとめ - ソクラテスはやっぱり偉かった
第3章:「えーっと」沼 「えーっと」と「あのー」は違うもの/フィラーは撲滅すべき?/「 えーっと、ちょっといいですか?」にイラッとするのはなぜ?/「あのー」を使える限られた状況/「あのー」 は〇〇を検討しているときにしか使えない/子どももフィラーは間違わない/依頼の内容が定まっていない無礼者/まとめ - 撲滅されかけるフィラーの歴史/一見ノイズだけど、実は意味があるもの
第4章:「あいうえお沼」 「あいうえお」はなぜこの順番なのか?/「あかさたな」と声に出して気づくこと/昔、「は」は「ぱ」だった/調音点が前に行く法則/母音はどうなっている?/母音をリストラするとしたら?/まとめ - 母音の順番
第5章:「パンパン」沼 なぜか意味が分かる「パーカパカー」/クスクスとスクスク、意味が違うのはなぜ?/なぜかオノマトペを理解できる子どもたち/言語習得の手がかりはオノマトペ?/オノマトペで悩む日本語学習者/英語はエアバス社、日本語はボーイング社/まとめ - イギリス人は動詞で泣く、日本人は副詞で泣く
第6章:「を」沼 1文字に人生を賭ける学者/「ヘリコプターで山を登った」はなぜヘン?/「を」の意味は?/壁をペンキで塗る? 壁にペンキを塗る?/「食うか食われるかの乱世〇生きる」←〇に当てはまるのは?/「川を泳ぐ」は遊びじゃない/まとめ - 「を」のニュアンス
巻末にはエピローグ、参考文献も記載しています。
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